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馬鹿な女ほど可愛いのか?
2018 / 02 / 26 ( Mon )
先日、ある人にお誘いいただいて 「桐山絵里子と歌謡NOTE]という
ガールズ歌謡ビッグバンドを聞きに行った。

全員若い20代?女の子である。
リーダーの桐ちゃんと呼ばれている子はトロンボーン奏者で、
彼女が全アレンジもしているという。
なんでアレンジャーってトロンボーン奏者が多いんだろう!?


江古田のBuddyが昼夜ほぼ満席らしい。すごいね!

歌謡曲が中心で懐かしい曲が多くてとても楽しい。
演奏がつたないところもまたご愛敬
リーダー桐ちゃんのたどたどしいトークも男心(あたしも含め)をくすぐる。

昼夜通しでチケットを買ったおじさん達が前列を占めており、テープを投げたり、声援を送ったり
写真を撮ったりとアイドル並みの人気ぶりである。


ふと思い出した。
「女に限って若いほどもてはやされ、その若さの証として無知であることが評価され、
その延長で「言葉遣いの乱れに出会うとオヤジたちは狂喜乱舞する。」  遙洋子著「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」より


これだよ、これ。

わりとインテリの男性に限ってこういうの好きだったりするし、あとは一流大学出身の風俗嬢にはまったりする人多いよね。

彼女たちのMCがすごく知的だったらこのおじさん達追っかけてたかな?と思った。

このバンドの彼女たちが無知といっているわけでは決してないが、
若さと「拙さ」を最大の武器にターゲットを決めて楽しく音楽をやっているという印象であった。



でも音楽の世界は超一流の人以外は同じようなものかもしれない。
一応ターゲットは老若男女音楽好きな人となるだろうけど、
若くて可愛くて胸の大きな子のライブにはお客が集まる。
(そういうのが好きな男が多い、ってかほとんどみんな好きだよね。あたしもだよ)
高齢で美しくなくても デブでもがりがりでも、求められる音楽を目指しても成功するのは一握りであろう。


男性はどんな人でも割と年齢と共に自分のポジションを認知させていくのにね。

でも クラシック音楽の世界はまた別なのかなー?
おなじレヴェルなら容姿がいい方が売れるか。

オリンピック見ていて思ったけど、
アスリートも容姿で引退後の収入が大きく変わるよねー。
美と実力は経済価値なんだろうなー



その日は朝から音楽療法の関東学会という堅い感じの集まりに出ていた。
全体的な色は茶色とグレー。
真面目な元お姉さんが多く、一生懸命自分のやっていることについて
語り、意見と共有を求め、より深く研鑽したいという意志がひしひしと伝わってくる集まりであった。

そこでは若さや美貌や胸の大きさは全く関係なく、「目の前のクライエントに対してどれだけ合わせて良い状態に導くか?」、「よい事例報告をできるか」に価値があり、みなそのことで話題は持ちきりでぁる。

おばさんの集団のようにつるんでいる人たちもいるけど、教授クラスの人はさすがに洞察が深い。
思いやりと確かな裏付けに基づいて理路整然と話す。
魅力的だなーと思う反面、音楽の仕事で出会う人たちとは全く違う集団である。

私は全然その世界になじめなくて、友達も出来ずに、ただついて行こうと勉強している・・・



いる世界において価値観は違うけど、

何でも思ったこと、見たことを言語化するところを論文書く勉強で続けていこうと思う。(レベルが低いww)
そのためにはたくさん本を読まないとな。

「言語は経験のすべてを表現するにはつねに「不足」であること。そして第二に、それと同じぐらい、言語は経験に対して
つねに「過剰」であること。 (上野千鶴子「(わたし)のメタ社会学)


今、もう若くない私に科せられていることはそういうもの。

言葉を勉強して 音楽と人生に活かそう!!!!
(えいえいおー  苦笑)


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13 : 57 : 43 | 未分類 | トラックバック:(0) | コメント:(0) | page top↑
繋がる意識
2018 / 02 / 21 ( Wed )
人生で長い時間音楽に携わっている。
演奏(つたないけど)、聴衆という側面、音楽のもつ医学的、科学的効用についても勉強している。

それでもまだまだ音楽の魅力のほんの少ししか分かっていないのだろうと思う。


昨年直木賞を受賞した 恩田陸の「蜜蜂と遠雷」 (幻冬舎) を読んだ。

私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか?ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。著者渾身、文句なしの最高傑作!  内容(「BOOK」データベースより)


読んでいて何度も心が震えた。
クラシック音楽を見る視点が興味深い。
そして 「繋がる」 ということをすごく感じた。

遠くにいても「繋がる」という実感がある。

よく ある人のことを思うと、その人から電話が来たり、その人に出くわしたり、ということは
誰に出もあると思う。

そのことを意識して生きていると、
思い出す人と繋がれているという気がしてくる。
たぶん亡くなった人とも繋がることが出来るだろう。

勘違いかも知れないけど、たぶん繋がってる。


だからオリンピックでたくさんの人が応援するという気持ちはちゃんと本人に伝わっていると思う。

素晴らしい音楽はよい波動を出していて、それが自分と合うと調子まで良くなる。
そこでチューニングされるというか。


合う人、合わない人、というのもそういうのかも知れない。
でも合わなくてもそのうち合ってくることもあるだろう。

この本を読んで何度も 登場人物達が繋がっていくのを感じた。

波動が同じような人とは繋がりやすい。
本に出てくるような天才達は私が思うよりずっと早く繋がるのだろう。


多かれ少なかれ、凡人の私にも経験がある。


本の中で文芸業界とクラシックピアノの世界は似ているとでてきた。
コンクールの乱立と新人賞の乱立。
どちらも食べていけるのはほんの一握りの人間
自分の本を読ませたい、自分の演奏を聞いてもらいたい人はうじゃうじゃいるが、
どちらも斜陽産業で読む人と聞く人の数はジリ貧。
ひたすらキーを叩くところも似てるし、一見優雅なところも似ている

でも音楽は世界中どこでも通じる。
言葉の壁がない

そして音楽は「あの瞬間」に莫大な投資や苦労をふっとばせるほどの喜びを得ることが出来る。


音楽ってなんだろうね。


今、バルトークのピアノコンチェルト大3番を聞いている。
本戦で風間塵が弾いたもの
ゾルターン・コチシュ ピアノ
イヴァン・フィッシャー指揮 ブタペスト祝祭管弦楽団



なんかこういう時間久し振り。



15 : 02 : 25 | 未分類 | トラックバック:(0) | コメント:(0) | page top↑
誕生日に思ふ色々
2018 / 02 / 13 ( Tue )
元日に熱を出した。

誕生日には自宅の階段(登り)でつまずき、左手の小指を突き指した。

そして朝から喉が痛かった。
翌日病院に行ったら急性の咽頭炎といわれ、痛み止めと強い抗生剤を処方された。

大事な日に調子が出ない。あまりよい傾向ではないと思うが、
その日を大事だと思う一般の方が多い日と言い換えた方がいいかも知れない。
あまり自分にとって重要な日ではない。


先日、とてもよい講演を聴いた。
JT生命誌研究館、館長であり、生命誌研究者である中村佳子さんの講演「『生きている』を見つめ、『生きる』を考える」~まど・みちおの詩を通して~というもの。

まど・みちおの詩はいくつか読んだことがあるが、改めてユニークで深い。

詩というのは若い頃かっこつけて色々読んでいたが、今思うと意味が30%くらいしか分かっていなかった。

単語に意味を持たせることができるのは経験を積んだ大人の特権かも知れない


進化論で知られるダーウィンはミミズについて長年研究を続けた結果、
現在の緑多い地球の肥えた表土はあの小さなミミズが長い年月をかけてつくったものであり、
ミミズには知能があり、地球になくてはならぬ偉大な生き物であるという発表をした。

ミミズは魚の餌だけじゃなかったのだ。笑


また熱帯雨林にある鍵の木というイチジクがなぜいつも実をつけているのかを研究した結果、
イチジクコバチがたえず花粉を運び、中で子供を育てているのだという。
ハチとイチジクは共進化しているのだ。
あの広大な熱帯雨林でハチの功績も偉大である。

そしてそれらは驚くほど長い年月をかけた結果である。

自分も含め、現代人は急ぎすぎだよね。
自分の一生しか考えてない人が多い。
でも命は繋がる。
生き物はすべて38億年前に地球の海に存在した祖先細胞絡から生まれてきた仲間であるという。
お互いに優劣はなく、すべての生き物が38億年の歴史を持って生きている。
人間も例外ではない。


まど・みちおの詩の中にはこれらの生き物の歴史、38億年を感じることができる。

そしてミミズもカマキリも人間の子供もおたまじゃくしもみな自然の仲間であることが伝わってくる。

他の生き物になくて人間にだけあるのは想像力だという。
どんな生き物もそれぞれ尊い存在であるということ、そして生き物の持つ継続という偉大さが科学者である中村佳子さんとまど・みちおという詩人の共通認識だということが非常に興味深かった。


今、指と喉が痛いのは長い人生の中で、とるに足らないことかも知れない
けど、とても大切なひとときでもある。


どっちなんだよ、と自分につっこみを入れる今日この頃

たくさんのお祝いメッセージありがとうございました。

「小さいものほど大きな理由がある」と語るまどみちおさんの言葉を胸に
これからも生き物の端くれとして 驕らずに生きていこうと思います。




〔ちがいくらべ〕 まどみちお

はら すべすべで
ばら とげとげ

はち ぶんぶんで
ばち べんべん

はけ もしゃもしゃで
はげ つるり

はく げえげえで
はぐ べろり

はす ぽっかりで
ばす ぶーぶー

はは おっぱいで
ぱぱ かんぱい

はか しんでからで
ばか いきてるうち

はいはい ばいばい
19 : 51 : 59 | 未分類 | トラックバック:(0) | コメント:(0) | page top↑
死に様
2018 / 02 / 07 ( Wed )
局アナだった女性の訃報がテレビをにぎわせていいる。

52歳だったらしい。
そして驚いたのは、彼女が父親にも一人娘にも言わずに たった一人で闘病していたということ。

痩せてきたのを心配されても ダイエットしてるの、と言い、
かつらをかぶっていても これ便利でいいでしょ?と言ったという。

そのことが本当の事かどうかは分からないが、たった一人で病院で亡くなったのは本当であろう。

色々考えてしまった。

芸能人だけでなく、一般の人も同じ病気の人とインターネットで繋がって 励まし合い、報告し合って
一生懸命支え、乗り越えているというのに、誰にも言わずにたった一人で。
娘を残してどんな気持ちだったのだろう。
医師に病状を家族にも誰にも秘密にしてくれと言っていたという。



少し前に FBになんだか昔テレビで見た方から友達のリクエスト申請が届いた。
私の歌っているyoutubeを見てくださったらしい。

その人は某テレビ局の解説員だったお方

そしてその方は菊川なーじゅのライブに本当に来てくださった。
しかも親友と呼んでいるNY在住のインテリアデザイナーの素敵な女性と一緒に。
彼女の一時帰国の時に一緒に来たいと思っていました。と、おっしゃった。

バンドのメンバーが言った
「あの人 局アナだった○○さんと結婚して離婚した人だよ。」


彼は頻繁に投稿していたFBだが、最後の投稿は以下の通り。
「私事多忙により、しばらくFBは事実上、お休みさせていただきます」




私の知り合いも若くして亡くなったのだが、死に様は見事としか言い様のないものであった。

自分の余命を知った時、どうするか?


まだリアルに考えられないけど、
少しずつ考えておかなければいけないことだと思う。



死に方でその人の印象は大きく変わるね。



12 : 02 : 33 | 未分類 | トラックバック:(0) | コメント:(0) | page top↑
残るもの 変わるもの
2018 / 02 / 03 ( Sat )
久し振りの人から電話があって、「元気?順調?」なんて聞かれて、
「うん、元気だし、まぁ順調」と応えてみた。

順調ってどの程度か?は人に寄るだろうけど、とにかく元気だし、楽しくやってるから順調なのだろうなと思う。


昨日宿題がたくさんあって疲れたので、夜中気晴らしに昔自分が出演してるPVを見てみた。
「666666」ダブルトリプルシックス
http://diskunion.net/diw/ct/detail/PGD-691?dss_mode=pc

プログレのバンドをやっていた頃のもの。
ディスクユニオンで売っていたのね。
2008年のだからちょうど10年前のこと

映像見てやっぱり自分でも若いなーと思う。そりゃそうだよね、今より10歳若いんだから。

一般的に若い女の子っていいよね。
若い女が好きな男の気持ちはよく分かる。
足りないところも背伸びしてるところもかわいいし、一緒に話していても楽しいし、
若さというオーラで場が明るくなる。
経験を重ねた大人の女ってちょっとしたり顔のところがあるよね。
図々しくなったり、開き直ったり。

はい、きをつけます・・・・


若い男の魅力はちょっと逆で、自分の若さを恥じてるところかな。


人の魅力ってその時代ごとに変わるから面白いのだと思う。
最近は熟成肉とかも流行ってるし、フレッシュミートだけが美味しいわけじゃないのだ。
(言い訳がましい?w)

フレッシュミートといえば、こないだ「ぶしつけ本番」の新年会で
イノシシの肉やらたくさんのフレッシュミートをいただいた。

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他にもお料理たくさんで楽しかったな。
野毛の某ビール屋の3階

このオリジナルバンドも初めて15年くらいかな
バンマスのIKUOさんの生き方や考え方に共感しますの。
偏屈なおじさんだとは思うけど!笑
どうであれ、生き方のスタイルがその人の魅力だから。

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CDはもう6枚くらい出ているけど、映像もたくさんあるといいね。
あまりビジュアル的なバンドではないけど・苦笑

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こないだギターの片桐さんと千葉からの帰り、送ってもらう車の中で話したんだけど、
音楽の仕事って、毎日のように店で演奏して、どんなにいいプレイをしても、その場にいた人しか分からないし、
どんな事していた人なのかを表すのはCDとか映像とかの作品なんだよね、と。

今見ても「666666」はそんなに古い感じはしない。
でももし今あの音楽で映像を付けたらああじゃないと思う。


やり方はどんどん変わるけど、変わらないものとじゃんじゃん変化したいものを
バランスよくやっていきたいものですな。


飲食の欲は限りない。
自分の知らないおいしいものをもっともっと知りたい。

こないだ、すごく美味しいお料理屋さんで、おいしいお酒をたくさん勧めて頂いて
随分楽しませていただきました。
「古今 本店」

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お酒もおいしいのたくさんありすぎて 困るわ。
食べ物によっても変えたいしね。



やはり人生は選択肢をどれだけ持っているかで楽しさが変わると思う。
選ばない人生ってのもありだとは思うし、人それぞれだし、自分の考えも変わるかもしれないけど。



今夜は白楽ブルースエット!
久し振りの三魂弦だわ。
また植木さんやらかしてくれるのかしら・w

楽しんできまーす!!









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