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くぎづけ
2013 / 05 / 03 ( Fri )
「目が釘付けになる」とは日頃普通に使うが、素晴らしい表現だと思う。

美しいものもその逆のものも、見た瞬間に動けなくなってしまうことがある。
まさに釘付け状態。


中学生の頃、ホラー映画が大好きだった。
昔の映画館は2本立てとか3本立てというのがあって、ホラー映画3本立てなんかをよく観にいったものだった。
3本もスプラッターものをみると映画館を出る頃には心がすさむ。(内容はないし)
そのむなしい感じも達成感と相まって悪いものではなかった。


スプラッターものが好きなだけあって、魚をさばくのも好きだ。
腹に包丁を入れ、内蔵をさわると心が落ち着く。
動物の解剖はしたことはないので自信はない。


学生時代から料理漫画以外はエログロ漫画が好きだった。
宮下あきらの「魁!男塾」、徳弘正也の「シェイプアップ乱」あとは相原コージの「コージ苑」や岩明均の「寄生獣」、つのだじろうの「恐怖新聞」もう少し大人になると「殺し屋1」同じ山本英夫の「のぞき屋」、BJつながりで「恨みや本舗」や「珍遊記」など。(エロは割愛)


こないだ観に行った画家フランシス・ベーコンは super coolだけど、かなりグロイ絵もある。
気持ち悪いから観たくないという人も多いのだというが、私は非常に好きだ。

そして観た瞬間にはっとした。

これ「寄生獣」じゃん!これ「珍遊記」じゃん!!!


この年になって気がついたが、岩明均も漫☆画太郎もフランシス・ベーコンに影響を受けていたのだ。(たぶん)
おおお・・・・

好きな物はつながっている。それが分かった瞬間瞳孔が開いた気がした。

できることなら私も自分の作品に影響を残したい。(遠い目)



血がどぱーっとでたり、目玉や内蔵がぢゅるんと飛び出したりするのは平気だが、私はぶつぶつい弱い。


怖いものや見てはいけなそうなものほど目をこらしてしまう習性がある。


タピオカミルクとか、髭を一本一本抜いて手の甲に生えているように並べているのとか、ひじきをもどしているときに水からすこしだけ出ている様とか見ると気持ち悪恐ろしくて身もだえる。


颯爽と歩いているのにけっつまづく所や 完璧なファッションなのにベルトを通すところを一つぬかしてしまっていたり、笑ったときに歯に青のりがついていたり、背中のブラジャーからはみでたお肉、無防備にめくりあがってしまったおなか、鼻毛がちょっぴり出ていたり、可愛い女の子がおなかが苦しくてこっそりスカートのボタンをゆるめたりしているのを見ると目が釘付けになり、親近感を通り越していとおしくなる。



怖いものをみるのは美しいものをみるより楽しい。

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