死から学ぶこと

昨日、フランシス・ベーコンの半ドキュメンタリーなのかな?DVD「愛の悪魔」と、ずっと観たかった韓国映画「ポエトリーアグネスの詩」を観た。

少し前にフランシスベーコン展を観に行き、えらく感銘を受けたのだが、このDVDを観て納得した事がたくさんあった。

同性愛者であるベーコンと、その愛人(ダニエル・グレイグ)との愛の変化が、ベーコンの絵のような撮影方法で興味深く、リアルに描かれている。

超スノッブでいかさない皮肉屋ベーコン(肉屋とベーコンw)が愛故なのか?マゾヒストだったのに、どんどんサドっぽくなり、そんな彼にどんな目に遭わされても、愛されたくてたまらない雨に濡れた子犬のような美しい愛人がみるみる壊れていく様は見ていて辛かった。

でもベーコンの気持ちの方が7-3位の割合で共感できたな。



次に観た「ポエトリー アグネスの詩」
知り合いの映像カメラマンが昨年度ナンバーワン!と言っていた作品。
その彼とはキム・キドク監督と漫画「平成酔っぱらい研究所」好きで趣味が合う。


脚本から素晴らしいんだろうな。
氷山の一角っていうのかな、見せてる部分は少ないし、説明が全然ないのだけど、その表情の下にある途方もなく大きな慈愛と深い苦しみと嫌悪感が重く自分にのしかかる。

本当に素晴らしい映画だった。


詩を書くことは現実を直視すること。
あの主人公の決意は泣けるというか心に刺さる。



そしてどちらの映画にも共通して出てきた「自殺」。



つい最近の話。

知り合いの息子さんの婚約者が突然命を絶ったという。
婚姻届に判も押し、届け出る日にちも決め、指輪も交換し、幸せの絶頂期とも思えるその時に。


将来に希望がある人が自殺するだろうか?
ずっと考えても解せない。



関係ないのに、残された彼のことを思うといたたまれなく胸が苦しい。

映像の中の人物に自分を投影させることは出来ても、現実の人の気持ちは分からない事ばかり。



命に寿命があるように、魂にも寿命があると聞いたことがある。



「死」は「生」を引き立てる
愛する人の死は一種の教育かもしれない。


何を学び、引き立った「生」をどう生きるか?




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プロフィール

中野渡 章子

Author:中野渡 章子
国立音楽大学在学中よりジャズボーカルを村上京子氏に師事。
2000年よりジャズシンガーとしての活動を都内、横浜を中心にスタートする。
2006年ソロアルバム「This Time」発売、2014年インディーズレーベルよりコラボ・シングルを数枚連続リリース。2015年ソロシングル「JAZZ LIVIN'」発売。現在はフリーとして演奏活動だけでなく、県立高校の音楽非常勤講師、や音楽療法など様々な方面で活躍中。

以前のブログ
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facebook: AKIKO NAKANOWATARI

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