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酒場放浪記
2013 / 07 / 19 ( Fri )
世の中にはお酒を楽しめる人と楽しめない人がいる。
体質で飲めない人やドクターストップまで飲んでしまった人は仕方がないが、私はお酒が飲めなかったら人生の楽しさは半減だと思っている。

普通に暮らしていてはすれ違うことはあっても絶対に知り合えない人と気軽に仲良くなれたりする。
そこから学ぶことは多い。

よく会ってる人や共演者とも酒を飲み交わすことで、改めて分かり合えることが非常に多いし、
酒を飲む人には悪い人はいないと思っている。(たぶん)

誰かの本に書いてあったけど、お酒は前向きに生きるための薬のようなもの。
gain energy, loose pain.

ま、これって単なる酒飲みの戯言?w



こないだおもしろいバーに行った。
横浜駅ycatにある「cafe bar marceau」

フレアというのをご存じだろうか?昔流行った映画「カクテル」でトムクルーズがカクテルを作るときにシェーカーや酒瓶をぐるぐるまわしたり、投げたりして魅せる技。

その店にはフレアの協会会長であり、国内外数々の大会に出場入賞されていて、審査員としても活躍している北条さんという方がいて、まぁ見事に最先端のカクテルを作ってくれる。


ブラディメアリーの上に鰹出汁のきいた泡を乗せたり、スピリットに炭酸を注入したり、グラスに焦がしバターを吹き付けていい香りをつけたり、スモークドモヒートなど、とにかく見て楽しい、飲んでびっくりと新しい!
なかなか興味深いお店。
是非スペシャルパフォーマンスカクテル「ライディーン」やってみてください。


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新しい物は古い物を引き立てる。
次回は老舗バーに行ってスタンダードカクテルを飲みたくなった。いいのか?謎



古いといえば、まるで昭和初期、戦後間もない日本を彷彿とさせる町並みの激渋立ち飲み屋に行った。
場所は赤羽一番街。

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ラズウェル細木著「酒のほそ道」33巻に載っているはしごツアーを再現しに行ってきたのだ。

私はバーが好きだが、屋台も立ち飲みも好きだ。

最初に行こうとした店はたまたま休みだった。仕方なく私たちは漫画片手に次なるおでん屋がやってる立ち飲み屋、丸健水産へ向かった。

そこはおでん種もかなりおいしいのだが、日本酒(カップ酒)が残り50ccほどになると、おでんの出汁をいれてくれるのだ。
まだこれが美味!!!

あまりにおいしくて二回行った。

akabane.jpg



二回目、たまたま隣り合わせた日本語たどたどしいおじさま(見た目は日本人・・おっさんと呼ぶのがふさわしい)に話しかけ、はんぺんおいしそー!ちょっと食べてみたい・・と言ったら半分分けて下さった。

一緒に行ったリアル部員は「信じられない」といい、軽蔑なまなざしを向けたが、はんぺんを少しあげたら尊敬の目に変わっていた。

これですよ、これ!!
普段あのおじさんとは道ですれ違うことはあっても、口をきくことはなかったであろう。
酒の力は偉大だ。


そしておじさんはもっといい店を紹介してくれた。
私たちがその店に向かわない理由はなかった。

行った先は「いこい」という名の立ち飲み屋。


道を間違え、かなり遠回りしていったが、明るい店内にはこれまたおじさん達(おっさん達)がひしめき合って酒を飲んでいる。
驚くのは値段だ!つまみは110円、150円、高くて200円!(手作り)
チューハイは250円。
みんな店にある一つのテレビを見ながらもくもくと飲んでいる。

そのテレビを見あがる顔が皆真剣というか、顔は赤いが笑っていないというか、なんだか酒を飲んでるのに、安堵感というより、まるで戦場の食堂・・・

女性客などおそらく私一人しかいなかったと思う。汗



赤羽おそるべし。


続く・・・
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