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パンとサーカス 続
2022 / 06 / 13 ( Mon )
島田雅彦著「パンとサーカス」

「パンとサーカス」とは古代ローマ市民がこの二つを国家から与えられて満足し、政治に無関心になった様子を詩人ユウェナリスが揶揄した表現だという。

政治的関心を失った民衆には、食料(パン)と見世物(サーカス)を与えておけば支配は容易い。
戦争、犯罪、天災、疫病――どれもがサーカスとなる。


購入してからあまりにもおもしろくて2日で読んだ。
辞書のような分厚い本であるが、なかなかリアルなフィクションである。

今まであったいろいろな事件と重なるし、非常に興味深かった。



やはり日本は独立国ではないのだな。

著書の中で、
官廷の人間はしょっちゅう自分の身内や仲間の罪をうやむやにしてるじゃないか。選挙違反も、公金の濫用も、収賄、
贈賄、公文書の改ざん、破棄、国会での虚偽答弁、暴力事件、レイプ事件のもみ消し、いくらでもある。
政権に批判的な人物に冤罪をなすりつけるなんて日常茶飯事だし、時には自殺に見せかけて暗殺までやっている。そもそも政権そのものが憲法を踏みにじり、主権も領土、領空もアメリカに差し出している。
―それが国家というものだ。


人やなぜ服従してしまうのか?

誰にも服従せず、誰も支配しなければいい、とマリアは言う。

反乱や暴動を起こす必要はない。服従するのをやめるだけでいい。その種運管から、自分の人生を始められる。

市民の味方は官僚の敵。



この先の日本を憂いても仕方ないから、毎日を大切に。周りの人たちと仲良く、人のためになることをしよう。


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